実践基礎看護技術Ⅰ
科目・科目群 | 看護学科専門科目・基幹科目 | |||||
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科目名 | 実践基礎看護技術Ⅰ | |||||
授業形態 | 演習 | 単位数 | 3単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 1年次 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 45コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 藤本 真記子 | 学内連絡教員 | 藤本 真記子 | |||
科目担当者 | 藤本 真記子、角濱 春美、木村 恵美子、福井 幸子、小池 祥太郎、小林 昭子、市川 美奈子、沼田 祐子 | |||||
身につける力 | 専門的知識に根ざした実践力 | |||||
学習キーワード | 専門的知識、専門的技術、倫理的態度 |
1.科目のねらい・目標
患者の日常生活を援助するための基本的技術の具体的方法について演習を通して学ぶ。
援助技術ひとつひとつの基礎となる諸要素と根拠を理解する。
援助を行う中で、看護師として必要な態度を身に付ける。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
第1回 看護技術を学ぶということ
感染から患者と自分を守るための技術〔手洗い、器材消毒〕 1~3コマ
第2回 環境調整技術〔シーツのたたみ方〕 4~6コマ
第3回 環境調整技術〔ベッドメイキング〕 7~8コマ
基本的観察技術1 9コマ
第4回 基本的観察技術2〔血圧測定〕 10~12コマ
第5回 基本的観察技術3 〔就床患者のバイタルサイン測定、氷枕作成〕 13~15コマ
第6回 活動・休息の援助技術1 〔ポジショニング・体位変換・ボディメカニクス〕 16~18コマ
第7回 活動・休息の援助技術2 〔車椅子・ストレッチャーへの移乗、移送〕 19~21コマ
第8回 衣生活の援助 〔シーツ・寝衣交換〕 22~24コマ
第9回 感染から患者と自分を守る技術2 〔個人防護具、感染性廃棄物の取り扱い〕 25~26コマ
清潔の援助技術総論 〔爪切り〕 27コマ
第10回 清潔の援助技術1 〔洗髪〕 28~30コマ
第11回 清潔の援助技術2 〔清拭〕 31~33コマ
第12回 食事の援助技術 〔食事の介助、口腔ケア〕 34~36コマ
第13回 排泄の援助技術 〔便尿器の介助、オムツ交換〕 37~39コマ
第14回 清潔の援助技術3 〔陰部洗浄〕 40~42コマ
第15回 コミュニケーション、安全を守る技術 43~45コマ
*〔 〕内は演習で学ぶ技術を示しています。
2.方法
日常生活を援助する上で必要な基本的技術を、患者役割・看護師役割をとりながら、体験的に学習する。
3.事前学習
次回の授業内容に関連する既習得知識の確認および予習のための資料を1週間前に配布する。この課題を実施するとともに、次回演習する看護技術については、教科書、事前配付する技術チェックリストを参照しながら、各技術のDVD(基礎成人看護実習室とフィジカルイグザミネーションルーム、図書館に配置)を視聴し、技術の流れのイメージをもって授業に臨むこと。
3.教科書
1)茂野香おるほか:「系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護学[2] 基礎看護技術Ⅰ(第16版)」,医学書院,
2015.ISBN978-4-260-01999-6
2)任和子ほか:「系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護学[3] 基礎看護技術Ⅱ(第17版)」,医学書院,
2017.ISBN978-4-260-02760-1
3)角濱春美・梶谷佳子編集:「看護実践のための根拠がわかる 基礎看護技術」,メヂカルフレンド社,
2017.ISBN978-4-8392-1585-9
4.参考書
授業の中で随時紹介する。
5.成績評価方法
筆記試験(50%)、実技試験(40%)、事前学習などの提出物および演習の参加態度(10%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
授業評価は平均4.8で、特に授業への取り組み姿勢、自主的学習や学ぶことへの意欲に高い評価がついていたことを嬉しく思っています。複数の教員で話し合いながら、授業の理解を深めるための事前(事後)学習課題、視聴覚教材やチェックリストを作成し、それぞれの技術の動きをイメージして演習に臨めるように工夫しています。これからも視聴覚教材や演習方法の修正を随時行い、皆さんの理解を深められるよう努力していきます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
ユニフォーム・ナースシューズがくるまでは、Tシャツか薄手のトレーナー、ジャージ、運動靴を着用して授業に臨んでください。また、1万円程度の聴診器を購入していただきます。いずれも詳細については、授業の時に改めて説明します。