神経障害理学療法学
科目・科目群 | 理学療法学科専門科目・基幹科目 | |||||
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科目名 | 神経障害理学療法学 | |||||
授業形態 | 演習 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 2年次 | 学期 | 後期 | 合計コマ数 | 14コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 川口徹 | 学内連絡教員 | 川口徹 | |||
科目担当者 | 川口 徹、橋本淳一、新岡大和、木村文佳 | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 専門的知識,専門的技術,キャリア形成 |
1.科目のねらい・目標
成人中枢神経疾患に対する運動療法の理論と実際について理解する。
中枢神経系機能の異常がもたらす運動障害について,その運動機能回復の促進の基礎理論とその応用について理解する。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
第 1回 中枢神経疾患の概要・脳卒中の病態と検査概要
第 2回 パーキンソン病および関連・周辺疾患の病態と検査概要
第 3回 小脳障害および関連疾患の病態と検査概要
第 4回 脳卒中評価学-神経学的評価
第 5回 脳卒中評価学-神経心理学的評価、その他の評価
第 6回 脳卒中評価学-片麻痺機能評価、SIAS、Fugl-Meyerなどの身体機能評価
第 7回 高次脳機能障害、認知症と検査概要
第 8回 脳卒中治療学総論-治療の概要、装具療法、スプリント等
第 9回 脳卒中治療学各論-急性期の理学療法、リスク管理
第10回 脳卒中治療学各論-回復期の理学療法
第11回 脳卒中治療学各論-生活期の理学療法、生活支援
第12回 脳卒中治療学各論-種々の理学療法アプローチ
第13回 パーキンソン病および関連・周辺疾患への理学療法
第14回 失調症・神経難病への理学療法
2.方法
・神経障害理学療法を理解するため講義と演習を実施する。
3.準備学習
・各回の授業は,前回までの授業内容をもとに実施する。したがって,前回までの授業内容を整理し理解するようにすること。
3.教科書
原 寛美, 他 (編). 脳卒中理学療法の理論と技術 改定第2版. メジカルビュー. 2016. (ISBN: 9784758317061)
4.参考書
・田崎義昭. ベッドサイドの神経の診かた. 南山堂. 2016. (ISBN: 9784525247980)
・石川 朗 (編). 理学療法テキスト神経障害理学療法学Ⅰ. 中山書店. 2011. (ISBN: 9784521732312)
・石川 朗 (編). 理学療法テキスト神経障害理学療法学Ⅱ. 中山書店. 2011. (ISBN: 9784521732329)
・福井圀彦, 他 (編). 脳卒中最前線 第4版. 医歯薬出版. 2014. (ISBN: 9784263213360)
5.成績評価方法
期末筆記試験(80%),授業への参加度(20%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
昨年度の授業はおおむね好評であったものの,授業前後の自主的な学習が不十分な学生が見受けられた。したがって,今年度の授業においては,授業や課題の内容を改善・工夫することにより,受講者の自主的な学習を促進するよう努める。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
3年前期の「臨床評価実習」および3年後期から始まる「総合臨床実習」を念頭において臨むこと。