生活活動分析学
科目・科目群 | 健康科学部理学療法学科・基幹科目 | |||||
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科目名 | 生活活動分析学 | |||||
授業形態 | 演習 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 2年次 | 学期 | 後期 | 合計コマ数 | 15コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 藤田 智香子 | 学内連絡教員 | 藤田 智香子 | |||
科目担当者 | 藤田 智香子、長門 五城、新岡 大和 | |||||
身につける力 | 該当なし | |||||
学習キーワード | 該当なし |
1.科目のねらい・目標
1)日常生活活動の概念と主な評価尺度について学ぶ。
2)日常生活活動の各動作について理解を深め、評価内容を学ぶ。
3)対象者の特性や障害に応じた一般的な支援方法を学ぶ。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
●授業計画・内容
第1回 総論-日常生活活動の概念、ADLと障害、ADLとQOL
第2回 評価-概論:目的、代表的な評価尺度
第3回 評価-各論:各動作別の評価と支援方法(福祉用具の活用も含む)
起居動作:立ち上がり *新岡担当
第4回 起居動作:寝返り・起き上がり *新岡担当
第5回 移動動作:車いすの種類や処方の流れ *長門担当
第6回 移動動作:車いす部位の名称と機能、採寸の意義 *長門担当
第7回 移動動作:車いす駆動 *長門担当
第8回 移動動作:応用歩行、歩行補助具 *新岡担当
第9回 移乗動作:車いす⇔ベッド、車いす⇔床など
第10回 更衣動作
第11回 整容動作・食事動作
第12回 排泄動作
第13回 入浴動作
第14回 生活関連活動
第15回 症例検討
●方法
日常生活活動に関する評価と具体的支援を学習できるように、スライドや資料をもとに講義を行う。より実際的に理解を深められるように、シミュレーションや福祉用具を利用したデモンストレーション等を交えて行う。
●準備学習
・動作分析のために関節運動や筋の作用などの基礎知識が必要なので、解剖学や運動学等の復習をして授業に臨むこと。
・授業開始時に小テストを実施するので、前回の講義内容に関する復習をして授業に臨むこと。
3.教科書
・奈良勲監修・鶴見隆正・隆島研吾編集:日常生活活動学・生活環境学(標準理学療法学専門分野)第5版.医学書院、2017.ISBN9784260032568
4.参考書
・伊藤利之・鎌倉矩子:ADLとその周辺 第3版:評価・指導・介護の実際、医学書院、2015.ISBN978-4260022040
・細田多穂:シンプル理学療法シリーズ;日常生活活動学テキスト.南江堂、2015.ISBN978-4524266098
・柴喜崇・下田信明:PT・OTビジュアルテキスト ADL.羊土社、2015.ISBN978-4758107952
・全国PT・OT学校養成施設連絡協議会理学療法部会九州ブロック会:日常生活活動(ADL)第2版、神陵文庫、2008.ISBN978-49158114211
・木ノ瀬隆:作業療法学ゴールド・マスター・テキスト8 日常生活活動(ADL)・福祉用具学.メジカルビュー社、2012.ISBN978-4758311236
・伊藤利之・江藤文夫:日常生活活動(ADL)-評価と支援の実際-.医歯薬出版、2010.ISBN978-4263213445
・藤澤宏幸:日常生活活動の分析-身体運動学的アプローチ-.医歯薬出版、2012.ISBN978-4263214008山岸茂則:臨床実践 動きのとらえかた.文光堂、2012.ISBN978-4830643910
・石井慎一郎:動作分析臨床活用講座 : バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践.メジカルビュー社、2013.ISBN978-4758314749
5.成績評価方法
小テスト(40%),課題等(10%),学期末試験(50%)による総合評価
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
学生の主体的な学習意欲を引き出すように教材を工夫してわかりやすい授業に努めます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
・第2回以降の授業開始時に前回の講義内容に関する小テストを実施します。欠席・遅刻すると、成績評価に影響しますので自己管理に留意してください。