バイオエシックス
健康科学部看護学科
授業科目 | バイオエシックス | ||
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科目概要・形式 | 1単位 15時間 選択 | 配当年次 | 1年 前期 |
科目責任者 | 日笠 晴香 |
担当者 | 日笠 晴香 |
1.科目のねらい・目標
ひとの生と医療に関する現代の諸問題を倫理的観点から理解し、生命倫理学の基礎的理論を学ぶことで、さまざまな観点から論理的に考えて議論する力を養うことを目的とする。
2.授業計画・内容
第1回 生命倫理学の成立背景と4つの原則:生命倫理学とは何かを理解し、生死に関する諸問題を把握する。
第2回 インフォームド・コンセントと意思決定モデル:インフォームド・コンセントの理念と意味を理解し、適切な意思決定のあり方を考える。
第3回 脳死と臓器移植:移植医療とひとの死について検討する。
第4回 生殖に関する医療:ひとの生のはじまりに関する議論を理解し、人工妊娠中絶・生殖補助技術と代理母出産
について考える。
第5回 安楽死と尊厳死:安楽死の基本的区分を理解し、「死ぬ権利」について考える。
第6回 ホスピスケア:ホスピスとは何かを理解し、尊厳ある生を考える。
第7回 最期の意思決定・バイオエシックスの課題と展望:エンドオブライフケアと意思決定のあり方を検討し、バイオエシックスの可能性を考察する。
3.教科書
特にありません。(資料を授業時に配布します。)
4.参考書
清水哲郎監修、岡部健・竹之内裕文編『どう生き どう死ぬか』弓箭書院、2009年 ISBN978-4900354906
5.成績評価方法
授業への参加度(20%)、授業時に書く小レポート(10%)、期末レポート(70%)を総合して評価します。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
授業外でも自主的な学習が可能となるよう、参考となる書籍などを授業中に紹介します。
7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)
日常的に私たちの生命や人生と医療にかかわる問題に関心を持ち、考えるようにして下さい。