救急医学概論
健康科学部看護学科・理学療法学科共通
授業科目 | 救急医学概論 | ||
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科目概要・形式 | 1単位 15時間 選択(他学科選択可) | 配当年次 | 2年後期 |
科目責任者 | 花田 裕之 | 担当者 | 花田 裕之 |
1.科目のねらい・目標
救急医療の特徴を理解できる。
救急患者の特徴を理解し、救急看護に求められる予測性をもった病態アセスメントができる。
災害医療の特徴を理解し、自己の役割やすべきことを明確にできる。
2.授業計画・内容
第1回
「救急医療」とは何か
・救急医療の実際
・日本の救急医療体制
・プレホスピタルとの連携
第2回
「救える命を確実に救うために-主役は君たちだ-」
・一次救命処置(BLS)について
・二次救命処置(ACLS)について
第3回・ 第4回
「オールラウンドな救急診療-Doctor G -」
・呼吸器系の病態アセスメント
・循環器系の病態アセスメント
・腹部症状の病態アセスメント
第5回
「意識障害=頭蓋内疾患」で嵌る落とし穴
・意識障害の原因
・中枢神経系の働き
第6回
「救急医療の本領発揮」
・外傷初期診療
・熱傷、中毒症、熱中症など
第7回
「災害大国にっぽん-ベストを尽くす災害医療-」
・災害医療の実際
・災害医療支援チーム(DMAT)の活動
・被ばく医療って何?
3.教科書
山勢博彰:「系統看護学講座 別巻 救急看護学」、医学書院、2013年、ISBN978-4-260-01582-0
4.参考書
5.成績評価方法
筆記試験(70%),授業への参加度(30%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
救急医療は1日として同じ現場はなく、一期一会の世界でもあります。救急医療ドラマのような感動はあるのか!? 私は東日本大震災で日本DMAT隊員として活動し、また福島での被ばく医療も経験しています。現場で感じたことから、救急・災害医療のあり方についてお話したいと思います。
7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)