運動学
健康科学部理学療法学科
授業科目 | 運動学 | ||
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科目概要・形式 | 1単位 15時間 必修 | 配当年次 | 1年後期 |
科目責任者 | 佐藤 秀一 | 担当者 | 佐藤 秀一 |
1.科目のねらい・目標
ヒトの動作を観て自らの身をもって再現する(動作観察).観察した事象について解剖学・生理学などの科学的根拠に基づいて仮説を立て,検査・測定により検証する(動作分析).さらに必要に応じて計測機器を用いて運動学的本質を解明する(動作解析).この一連の過程の基盤となるのが運動学である,ヒトはどのようにして日常生活動作を遂行しているのか.その時,身体にどのような現象が起きているのか.臨床につながる運動学の基礎知識と技術を習得することを目的とする.
2.授業計画・内容
1.運動学入門:動作の観察・分析・解析
2.運動学の基礎:基礎バイオメカニクス(体重心と,その速度・加速度・床反力・関節モーメントとそのパワー・力学的エネルギーの発生と吸収)
3.人体の構造と機能(1):上肢
4.人体の構造と機能(2):下肢
5.人体の構造と機能(3):体幹
6.動作分析の基本:運動分節・関節運動・肢位と姿勢・相分け・体重心と支持基底面
7.基礎理学療法と運動学:日常生活動作の運動学的本質
8.臨床理学療法と運動学:理学療法評価の進め方
3.教科書
藤縄理ほか編:運動学テキスト(改訂第2版)、南江堂、2015(ISBN:9784524265480)
4.参考書
中村隆一・齋藤宏:基礎運動学(第6版),医歯薬出版,2003(ISBN:4263211537)
5.成績評価方法
筆記試験
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
基礎および臨床理学療法の科学的根拠として役立つ運動学を教授します.
7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)
ヒトはどのように運動するのか,そのとき,何が身体に起きているのか,ともに考えましょう.