栄養学
健康科学部理学療法学科
授業科目 | 栄養学 | ||
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科目概要・形式 | 1単位 15時間 選択 | 配当年次 | 1年 後期 |
科目責任者 | 井澤 弘美 | 担当者 | 井澤 弘美,乗鞍 敏夫 |
1.科目のねらい・目標
人間が生命を営むためには、水、空気、食物が必要です。特に、食物は少なくとも40種類以上の栄養素から構成されており、各栄養素には適切な摂取量があります。これらの栄養素が体にとって何のために、何故その量が必要なのかを解明し、理解することが栄養学です。
日本は世界でもトップの長寿国ですが、高齢化が進み、生活習慣病が増大しています。そのために、「食による一次予防」の重要性がこれまで以上に増していますが、その根拠の一つとなっているのが栄養学で、医療・保健・福祉に携わる者にとっては必要な学問です。
この科目では、栄養学の要点を押さえて簡潔に学習します。
2.授業計画・内容
1) 栄養素の消化・吸収と体内動態(井澤)
栄養素の消化・吸収の仕組みと体内での挙動を学びます。
2) 糖質の栄養(井澤)
体内での糖質の代謝, 役割を学びます。
3) 脂質の栄養(井澤)
脂質の代謝と利用, 脂質代謝異常,脂質が関与する疾患について学びます。
4) たんぱく質の栄養(井澤)
体内でのタンパク質の代謝と利用, 他の栄養素との関係, タンパク質が関与する疾患について学びます。
5) ビタミンの栄養(乗鞍)
ビタミンの体内での代謝と働きについて学びます。
6) ミネラルの栄養(乗鞍)
ミネラルの体内での代謝と働きについて学びます。
7) 水・電解質の栄養的意義(乗鞍)
水分と電解質の役割について学びます。
8) エネルギー代謝の概念(乗鞍)
エネルギー消費量と測定法、臓器別エネルギー代謝について学びます。
3.教科書
カレント基礎栄養学. 木元幸一, 中嶋滋編著, 建帛社, 2014年, ISBN: 978-4-767904887
4.参考書
5.成績評価方法
期末筆記試験の成績(井澤50点+乗鞍50点)で評価します。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
多岐にわたる内容を8回でまとめるため、教科書の他に参考資料を用いて授業を行います。
7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)