理学療法研究方法論

1.科目のねらい・目標

理学療法に関する研究は，科学的な根拠が求められる基礎から応用まで幅広い．本理学療法研究方法論では，研究に対する論理的な思考をはじめ，研究方法・文献検索・発表の方法などを教授する．また，数名のグループで行う情報処理操作を通して研究の理解を深め，卒業論文および将来の基礎・臨床研究に必要な基礎的能力を育成する．

2.授業計画・内容

　１．理学療法学における研究領域
　２．研究課題の選定と明確化・研究方法の構成
　３．研究発表の方法（表・図作成の方法）
　４．調査研究の計画・方法
　５．質問紙の作成方法
　６．調査研究における集計・分析の実際
　７．研究デザインの作成Ⅰ（対象・方法など）
　８．研究デザインの作成Ⅱ（解析・分析など）
　９．研究デザインの作成Ⅲ（動物実験）
１０．統計と検定の実際
１１．分析・解析の手法Ⅰ
１２．分析・解析の手法Ⅱ
１３．抄録・論文の書き方
１４．プレゼンテーションの方法
１５．解析テスト

3.教科書

内山靖、島田裕之 編集： 理学療法研究法　第3版　（標準理学療法学　専門分野）、医学書院、2013年．（ISBN；4260015478）

4.参考書

バイオサイエンスの統計学－正しく活用するための実践理論（市原清志著、南江堂）、1990年.（ISBN：4524220364）

5.成績評価方法

授業への参加度（10％）、小テスト（10％）、レポート（30％）、テスト（50％）により総合的に評価する．

6.授業の工夫している点（授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等）

講義と研究の事例を一緒に取り入れて自習的に勉強ができるようにする．

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

パソコンの操作(エクセルとパワーポイント含む)