義肢装具学実習
健康科学部理学療法学科
授業科目 | 義肢装具学実習 | ||
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科目概要・形式 | 1単位 45時間 必修 | 配当年次 | 3年前期 |
科目責任者 | 渡部一郎 |
担当者 | 渡部一郎、佐藤秀一、木村文佳、時吉健輔 |
1.科目のねらい・目標
1)切断者に対する術直後の断端管理について理解し、理学療法士の役割を体得する。
2)切断者に対する義肢適合のチェックアウトと理学療法について体得する。
3)義肢・装具の製作過程を見学し、理解する。
4)義肢・装具の処方及び効果判定を体験する。
2.授業計画・内容
1.切断術後の断端ケア、断端包帯の巻き方、断端訓練について
2.大腿切断における断端の計測と坐骨結節直下でのソケットの形状および周径の予測
3.義肢装着前訓練、義肢装着訓練
4.義肢(大腿義足、下腿義足)のベンチアライメントとスタティックアライメント
5.大腿切断者の歩行分析:異常歩行とダイナミックアライメント
6.下腿切断者の歩行分析:異常歩行とダイナミックアライメント
7.プラスチック装具(後方支柱型AFO)の採型①:ギプス採型
8.金属支柱付き短下肢装具の採寸
9.プラスチック装具の採型②:陽性モデルの修正
10.プラスチック装具の採型③:成形加工
11.義肢製作所の見学(義肢・装具の製作過程)
12.下肢装具のチェックポイントと歩行への影響
13.下肢装具の効果判定についての体験実習
14.歩行分析による身体各部位の動き
15.足底挿板療法
3.教科書
「義肢装具のチェックポイント、第8版」(医学書院)2014年 ISBN978-4-260-01744-2(2年次後期購入済)
4.参考書
義肢・装具学、高田治実監修、2016、羊土社、ISBN978-4-7581-0799-0 C3047
5.成績評価方法
実習態度、作成した装具の完成度、筆記試験
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
マルチメディア等を積極的に活用し、視覚的な理解を心掛ける。
7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)
●石膏によるギプス採型や歩行分析、下肢アライメントの測定などを行うため、服装(短パン、Tシャツ など)に注意すること。
●小テストを行いますので、予習・復習をしっかり行ってきて下さい。