公衆栄養学実習
健康科学部栄養学科
授業科目 | 公衆栄養学実習 | ||
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科目概要・形式 | 1単位 45時間 必修 (他学科選択不可) |
配当年次 | 3年 前期 |
科目責任者 | 草間かおる | 担当者 | 草間かおる |
1.科目のねらい・目標
公衆栄養学(2年前期)、地域栄養活動論(2年後期)において学んだことを基盤として、実践への展開のための具体的な技能や姿勢を身に付ける。具体的には、食事調査に関わる技能の修得と地域集団の評価を目的とした解析(食事摂取基準の適用を含む)、地域における健康・栄養活動の計画立案などを中心に、グループ演習、発表(口頭、レポート)等を通して学んでいく。
2.授業計画・内容
1.食事調査の実際 (第1~4回)
2.集団の摂取量データの処理・解析と食事摂取基準 (第5~8回)
3.地域診断のための疫学調査の設計 (第9~12回)
4.質問紙調査法とデータ解析 (第13~16回)
5.地域における健康・栄養活動の計画立案と評価 (第17~20回)
6.まとめ(公衆栄養学臨地実習に向けた総合演習並びに口頭試問)(第21~24回)
3.教科書
・ 伊達ちぐさ、徳留裕子、吉池信男編:食事調査マニュアル改定第3版. 南山堂 (2年前期購入済)
・ 女子栄養大学出版部:五訂増補 調理のためのベーシックデータ(1年後期購入済)
・ 女子栄養大学出版部:食品成分表(調理学実習購入済)
・ 社団法人全国栄養士養成施設協会・公益財団法人日本栄養士会監修,井上浩一、草間かおる、村山伸子著:サクセス管理栄養士講座 公衆栄養学. 第一出版株式会社(2年前期購入済)
・ 厚生労働省:日本人の食事摂取基準(2年前期購入済)
4.参考書
・ 徳留裕子、東あかね編:新版公衆栄養学ワークブック. みらい 2016 ISBN 978-4860153748
5.成績評価方法
口頭試問(50%)、実習時の小レポート(30%)、授業への参加度(20%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
3年前期は実践科目の実習が集中し、たいへんな時期ですが、管理栄養士として必要なスキルや考え方を身につけるために、グループ内で良くディスカッションし、課題に取り組んで下さい。また、口頭試問のための学習は、臨地実習で役立ちますので、前向きに取組みましょう。
7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)
公衆栄養学臨地実習(3年前期)で、地域の保健所等で学ばせていただく前に、その土台となる知識・スキルや管理栄養士としての姿勢をしっかりと養ってください。
また、食事調査のデータ処理や各種データ分析、並びに課題レポートなどの作成のため、授業時間外にPCを使うことが多くなります。個人所有のノートPCがあると効率的に学習が進めることができます。