基礎看護技術研究室
(R5更新)
対人ケアマネジメント領域 博士前期課程
准教授 小池 祥太郎 コイケ ショウタロウ(Shotaro Koike) |
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<連絡先> s_koike@(@以下にauhw.ac.jpを加えてください) |
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当研究室を紹介します
当研究室では基礎看護技術に関する研究を行っています。基礎看護技術のなかでも、採血や静脈注射など侵襲を伴う看護技術に関する介入研究を主に取り扱っているのが特徴です。看護の研究分野で侵襲を伴う介入研究はそれほど多くなく、まだまだ未開発な分野と言えます。それだけに研究テーマは多岐にわたります。
未開発な分野の研究でもっとも大切なことは発想力です。看護現場における「当たり前」「常識」に疑問を持つことで前例のない研究テーマが生まれ、そこから新たな看護技術のエビデンスにつながります。
どんな些細なことでも構いません。研究テーマのヒントは日ごろの看護業務にゴロゴロしています。何か疑問に思ったときは当研究室にお問い合わせください。
エコーを指標とした介入研究を行っています。 看護の介入研究は基本肉体労働です。体力・ 気力も充実させてから実施しています
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動物から採取した組織画像を観ています。 顕微鏡をのぞくと酔ってくるので、最近は モニターを使用することで楽になりました |
ウサギさんの耳に点滴をして、 さらに採血しています |
愛着がわきます かわいいです 常に最高の餌、環境を動物たちに 提供しています |
主な研究テーマ
□ 輸液実施部位の中枢側から正確な採血データを得るための実証研究
輸液を流しながら輸液実施部位の中枢側から採血すると血液データにどのくらい影響するのかを調べたところ、輸液の影響は強く、正確な採血データは得られませんでした。輸液は一般的に前腕部から実施し、採血は肘窩部から行います。肘窩部の皮静脈は太くて採血しやすいからですね。しかし、前腕部から輸液をしている限り、肘窩部は輸液実施部位の中枢側となるため採血できません。この「当たり前」をなんとかできないものかと考え、研究を進めています。
□ 看護技術が血管拡張を促す要因・機序に関する研究
採血をする時に患者さんの血管が細いと苦労しますよね。そんな時、温めたり、タッピングしたりなどの工夫をしていると思います。しかし、これらの技術がなぜ血管を拡張させるのかはまだ解明されておりません。いったいどのような機序で血管は拡張するのかの「なぞ」を研究しています。
□ 採血量不足が血液データに与える影響に関する研究
血管が固い高齢者や血管が細い患児から採血する時、規定の採血量を確保できないという経験は看護師であれば誰もがしていると思います。少ない採血量でも患者さんの生体機能を反映した正しい血液データを得る「方法」を研究しています。
□ その他、看護技術や看護分野における介入研究のご相談を随時受け付けております
研究キーワード
□ 採血
□ 輸液
□ 看護技術
教員が担当している主な科目
□ 実践看護学特論Ⅰ
侵襲を伴う看護技術を受ける全ての患者に共通する痛みや不安感を理解し、安全・安楽な看護技術を提供するための基本的な概念や理論を探求する。
□ 実践看護学特論Ⅱ
看護技術書に記載されている看護技術や臨床で実践されている看護技術の目的および効果について探求し、安全・安楽な側面から看護技術に対するクリティカルシンキング能力を養う。
□ 実践看護学演習Ⅰ
看護技術の効果や、その効果の根拠を検証している論文のクリティークを通して、看護技術に関する研究の変遷について理解するとともに研究課題を見出す。
□ 実践看護学演習Ⅱ
研究テーマに応じた研究デザインおよび実現可能な研究方法について検討する。
□ アドバンスト・ヘルスアセスメント
複雑な健康問題をもった対象の身体・精神状況について系統的に全身を診査し、臨床看護判断を行うために必要な看護ヘルスアセスメントの知識・技術を習得する。
当研究室への進学を希望する方へ
いくつになっても学ぶことって楽しい!
新しいアイディアの検討に当研究室を利用してくださればとてもうれしい!
基礎研究で新しいことを発見することはとても楽しい!
臨床で使える看護技術ができたら最高に嬉しい!
そんな体験を一緒にできればとても幸せです。
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