食品機能化学研究室

(R6.3.29更新)

基礎研究・実用技術領域

博士前期・後期課程

 

教授

七島 直樹

ナナシマ ナオキ(Naoki Nanashima)

<連絡先>

n_nanashima@(@以下にauhw.ac.jpを加えてください)

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当研究室では青森県にゆかりのある農産物の植物性化合物(フィトケミカル)が秘める新たな保健機能を探索しています。

 

主な研究テーマ

●カシスが有する植物性女性ホルモン効果
当研究室では、カシスに豊富に含まれているアントシアニンには植物性女性ホルモン(フィトエストロゲン)効果があることを見出してきました(Nanashima et al. Molecular Nutrition & Food Research, 59, 2419-31, 2015)。フィトエストロゲンには女性の皮膚の美容や血管のアンチエイジング効果さらに骨粗鬆症の予防効果あることが知られているため、カシスアントシアニンにおけるこれらの効果を検証しています。
加えて、近年、カシスからアントシアニン以外にもフィトエストロゲン効果を示す分子を見出しており、その機能について解析しています。

 

●リンゴが有する機能性脂質に関する研究
リンゴには、ペクチンやセラミドの他、プロシアニジン等のポリフェノール類等、健康や美容に効果のあるとされる有用な成分が含まれていることが知られています。

当研究室では、リンゴ搾汁残差が含有する脂質に着目してその機能を探索しています。現在、ヒト皮膚線維芽細胞や軟骨細胞を用いて、リンゴ機能性脂質がこれら細胞に及ぼす効果、特に細胞外マトリックス成分の産生に着目して研究を行っています。


●ハマナスから分離した乳酸菌の保健機能に関する研究
近年、ハマナスから植物性乳酸菌が分離されたので、この乳酸菌がもたらす保健機能について検討しています。

 

研究キーワード

〇カシス、リンゴ、ハマナス

〇乳酸菌

〇フィトケミカル、フィトエストロゲン

〇皮膚美容

 

教員が担当している主な科目

基礎健康科学研究特論

食品栄養学特論

健康栄養科学特論

 

院生の研究テーマ・研究実績

〇リンゴ由来フィトケミカルによる皮膚細胞の活性化に関する研究(2023年度)

 

当研究室への進学を希望する方へ

上記の研究に興味のある方、フィトケミカルの新規保健機能を見出してみたいという心構えのある方をお待ちしております。また、このような研究がしてみたいとの希望があれば相談に乗りますのでお気軽にご連絡ください。

 

 

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